自分が東京から地元に帰ってきて某コンビニで働いたときの話。

 

その時の状況を簡単に説明しますと

・自分はそのコンビニの勤務期間は約8年

(うち店長3年)

・そのコンビニは地元に進出して約2年

(基本的に正社員以外の経験者はいなくて全員新人からのスタートの模様)

こんなところでした。

 

まず、面接の印象。

その時の店長は自分の履歴書を見て驚いていました。経験が8年ある人が来るとは思わなかった、と言われました。ただ、なんとなく「引き気味」だったのが気になったところ。

 

 

 

さて、勤務初日。

納品されたものを並べるのは特に問題ないのですが、端末・レジ関係がかなり進化していて(そのときブランクが5年くらいあった)覚えるのには少し苦労しました。

 

ある意味全力では仕事ぜずに様子を見ながら、という勤務初日でした。というのもこの店の人間が自分のことについてどういう印象を抱いているか?を確認してからどういうふうに仕事をするかを決めようと思っていたからです。

 

何を基準に「どういう印象を抱いているか?」を判断できるか?というのは経験上はっきりしています。それは「ある言葉」です。それが出るか出ないか?それだけです。

 

そして、勤務初日にその言葉が発せられてしまいました。

「どういう経験があるか知らないが、うちにはうちのやり方があるんで」

 

自分はそのコンビニの正社員ではなかったですが、一時期エリアを担当している正社員から依頼されて、「だめな店」の立て直し的なことをしていました。「だめな店」は本部のマニュアル通りに作業をしていないことが多く、特に顕著に出るのは「商品の賞味期限の管理が甘い」のです。ひどいところは「珍味」「調味料」の賞味期限が切れてる店があります。だめな店員は納品されたものを前から突っ込むのでお客さん的には賞味期限切れの商品を掴まされることはほとんどありませんが、棚の商品を全部ひっくり返すと、在庫30個のうち25個がアウト、という店もありました。

 

このことを「やんわり」伝えると、ほとんどの店員が「嫌な顔」をします。要はめんどくさいのです。そして返ってくる言葉は「そういうやり方は聞いてない」です。百歩譲ってちゃんとした指導をされてないとしたら、その人の責任を追求するのも可愛そうなところではありますが、当然ほっといていいことではありません。

 

そんな「だめな店」をいくつか経験すると「だめなパターン」というのが蓄積されていきます。自分的にはそのだめなパターンが出る店は「だめな店」と一律に判断しています。

 

今回の地元の某コンビニの場合、仕事の業務的にはマニュアルに準拠してそうな雰囲気がありましたが、従業員が全員若いこともあり「仲間内ルール」のようなことがありそう、という印象を持ちました。「うちのやり方がある」「やり方が違う」ということを言ってきた従業員がいる店のパターンも経験がありますので、このあとの成り行きもある程度想像できていました。

 

ちなみに経験者を本当に歓迎しているところは、素直に入店(社)を喜んでくれます。

「任せるんで好きにやってください」

と言ってきた店長もいました。ある店長からは「何ヶ月ぶりに何も気にせず寝れた」と言われたこともあります。(休日でも店から仕事関係の電話が頻繁にあるらしい)

 

再度確認しておきますが、ここの店の従業員間では「この人は経験はあるけど好きにはやらせない」という態度が間違いなくありました。

 

 

そんな違和感を抱きつつ、勤務してから1週間が過ぎようとしたころ、自分以外の従業員間で「ひそひそ話」が多くなってる印象を受けるようになりました、特に自分と仲良くする風でもないのでスルーしていましたがどうも「飲み会」という単語が聞こえてきます。

 

となると起こり得ることはだだひとつ…

 

それは3日後に実行されました。

 

ある日の深夜、自分が出勤すると挨拶してきた人間がいました。

 

初めて見る顔なので新人さんか?と聞くと

「○○店の▲▲です」

「今日は応援でこの店にいけと言われました」

 

予想通りのことが起こりました。

 

コンビニは年中無休24時間営業なので基本的には全員参加の飲み会ができません。

そのことは店長時代に苦労したことでした。

 

仲間外れを作りたくなかったので、自分が取った方法は、当初は2会に分ける、という方法にしていましたが、分け方に色々問題がありそうだったので、本社の社員に頼んで、深夜勤務を2名借りて、一度だけ全員参加の飲み会を実現させたことがあります。

 

さて、自分が新たに勤務した店の飲み会は、このやり方が一番まずい方法と思われます。

 

まずは、自分を「この店の仲間ではない」という意思表示をしたこと。

そして自分が残された理由が

「経験もあるし誰か借りてくれば、できると思った」

というところ。

 

これは非常にまずい考え方です。

 

 

 

当初自分の経験を否定した態度を取ってきたのに、いざとなったら利用してやろう、という考え方は絶対にやってはいけません。自分に対する侮辱よりも、自分の職場が自分がサボってる間に、誰かが作業をやってくれることを受け入れてしまっている、というのがまずいのです。

 

もちろん社会は一人では回せないので、自分ができないことは誰かに頼るしかありませんが、「依頼する」と「おしつける」を混同してはいけません。

(分ける基準としては自分だったらその条件で働くかどうか?と考えればいいでしょう)

また、自分がなぜこうなるのかわかったかというと、別の店で同じことをされたからです。なので店長時代に「こういう気持ちになる人を出してはいけない」と思うようになったわけです。

 

それと、人間の行動パターンは何百種類もないので、なんだかんだで似た事例が発生します。職場の違和感も、過去の経験というセンサーが発していることがほとんどです。

 

クソみたいな職場は、クソみたいな人間が、クソみたいな考えで動くからそういう職場になるのです。

 

そんな職場に出くわしたら、まずは逃げることを考えましょう。

 

そしてその飲み会以後のお話です。

その後、自分は好条件の職場が見つかり、とっとと転職しました。

 

あとで聞いた話です。

「仕事を押し付ける予定だったのだが、逃げられた格好になった」

とその職場の人間たちが感じていた、そうです。

 

一部の人間には

「飲み会のやり方がまずかったのではないか?」

と思った人がいた、というのはせめてもの救いでしょうか。その人にはその人の人生で役立てていただければ、と思います。

 

CMみたいな言い方になりますが、人間は誰かの仕事で成り立っているのです。

上から目線とか選民思想(自分こそが選ばれた人間、と思うこと)みたいな考え方はやめましょう。

 

以上です。